2019年1月8日 20:00
がん保険は何歳から加入したらいいのか、統計データをもとに考えてみました。
しかしながら「若い年齢からがん保険に加入していると結局がんに罹患しないまま20年・30年と保険料を払い続けることになり、結果としては損をするのではないか」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
結果論としては30歳で加入して60歳までがんに罹患しないまま保険料を支払い続けるということはありえます。
しかし、それを損だと決めつけることも出来ません。
どういう意味かと申しますと、30歳代・40歳代でも低いながらもがんに罹患するリスクはあります。その期間を保険で保障されていたのですから、経済的リスクに対して対処していたということになります。
そのコストが保険料負担となっているわけなので、無駄遣いをしていたわけではありません。
このように単に損だということにはならないと考えることもできます。
また、最近の終身タイプの商品には、保険料払込免除という機能がついており、万が一がんになった場合、以後の保険料払込が不要となる商品もあります。
若い年齢で加入してがんに罹患した後にも、がん保険は継続することが多いです。その場合に保険料払込は免除となるのは、経済的に非常に助かるわけです。
若い時にがん保険に入ると保険料総額が大きくなる、という決めつけた議論がされる場合がありますが、保険料払込免除について考慮しておくことで、若い時に加入する=総額が増えるとは一概に言い切れない、ということを押さえておきましょう。