2019年3月2日 21:30
婚姻費用算定表を使えば、離婚前別居時の婚姻費用(生活費)を簡単に計算できる!
で、義務者とは婚姻費用を払う側(多くは夫)です。生活指数は、成人が必要とする生活費を100とし、0~14歳までは55、15~19歳までは90となります。権利者世帯、義務者世帯のそれぞれの生活指数を計算します。
計算例
- 権利者世帯:妻と3歳の子供→100+55=155
- 義務者世帯:夫のみ→100
- 全体の生活指数:155+100=255
3. 世帯収入(夫婦の基礎収入合計)を生活指数に応じて振り分ける
世帯収入(夫婦の基礎収入合計)を生活指数で按分し、権利者、義務者それぞれの分担額を割り出します。
権利者の分担額から、権利者の基礎収入額を差し引きした額が、義務者に請求できる金額です。
計算例
権利者の分担額=世帯収入 × 権利者世帯の生活指数/全体の生活指数
=271万2,000円× 155/255
=約164万8,000円(年額)
→権利者が請求できる1か月あたりの金額(164万8,000円-49万2,000円)÷12=約9万6,000円
婚姻費用の相場を簡単に知るには、婚姻費用算定表を活用しよう!
上に書いたとおり、婚姻費用の計算方法はやや複雑です。婚姻費用の相場を簡単に知りたいなら、婚姻費用算定表を活用しましょう。