2019年3月10日 20:56
投資信託の分配金の仕組みを解説。受取と再投資、どちらを選ぶのが得?
あなたは、ニワトリが大好きなので、たくさん増やさないといけません。次のうち、どちらがより効率よくニワトリを増やせるでしょうか?
ニワトリが産んだ卵を片っ端から食べるニワトリが産んだ卵を孵化させて、大きく育てる正解は2ですね。話を資産運用に戻します。1は「受け取り」です。そして、2が「再投資」です。
資産形成においては「再投資」が効率が良いと考えられる。
投資信託の分配金に対しては双曲割引が働くので、分配金を受け取りたくなるのは自然なこと。しかし、お金は増えにくい
単純なお話ですが、理論上は、利益を再投資して長期(数十年)でお金を大きくした方が有利になりやすくなります。
しかし、私たちはついつい、双曲割引が働き、目先の利益である分配金を受け取りたくなります。
双曲割引:近いものは、遠くの魅力的なモノよりも、より魅力的に見えやすい現象。例えば、ダイエットや適度な運動をすれば将来的に健康に過ごせるのは、頭では分かっている。しかし、目の前のお菓子の誘惑には勝てない、のと同じこと。資産運用でも、再投資をした将来の大きなお金よりも、目先の分配金を受け取る誘惑に負けてしまいやすい。
毎月分配型投資信託は資産形成においては手数料も高くて不利になる?
また、投資信託の中には、毎月分配型投資信託というものもあります。