2019年5月8日 19:15
相続税の税率や計算方法はどうなっている?相続税の金額の出し方についてFPが解説
を出すと、次のようになります(手順3)。
- 妻:4,500万円×20%-200万円=700万円
- 長男:2,250万円×15%-50万円=287万5,000円
- 次男:2,250万円×15%-50万円=287万5,000円
仮の相続税額をもとに計算した「相続税の総額」は、次のとおりです(手順4)。
- 700万円+287万5,000円+287万5,000円=1,275万円
なお、実際にも法定相続分どおりに遺産分割した場合、1,275万円を法定相続分で分けることになりますから、各相続人の実際の相続税額は次のようになります(手順5)。
- 妻:1,275万円×1/2=637万5,000円
- 長男:1,275万円×1/4=318万7,500円
- 次男:1,275万円×1/4=318万7,5000円
※妻については配偶者の税額軽減が受けられるため、相続税の負担は0円となります。
上の計算結果を見ればわかるとおり、「実際の相続税額」は、税率表を使って出した「仮の相続税額」とは異なります。相続税の税率表を使っても、実際の相続税の額を出せるわけではありませんので、注意しておきましょう。
相続税の税率や計算方法まとめ
相続税の金額は、相続した財産に税率をかけても出せません。