しかし、現在のようにスーパーコンピューターなどで検証できる世界では、チャート分析で言われていたような「法則性」は値動きにはないと思われる。現在では、値動きなどは不規則であると考えられる。これをランダム・ウォーカーとも言う。株式に限らず、仮想通貨・FX・金など、どの世界においてもチャート分析は通用しないと考えられる。当たっているように見えることもあるがそれは錯誤相関(たまたま当たったことを法則だと勘違い)。
※図表は筆者作成
投資信託の売り時・買い時のタイミングは誰にもわからない。チャート分析でわかることはない(たまたま当たることはあるが、それは結果論&後知恵バイアス)
参加者がおおむね賢い世界だからこそ、売り時・買い時のタイミングは誰にもわからなくなってしまう
なぜ誰にも適切な売り時・買い時のタイミングがわからないのでしょうか?これは市場が効率的だと考えられるからです。効率的市場仮説とは:大変乱暴に言うと、市場の参加者がおおむね賢い、という世界。
現在の各市場はおおむねプロ(年金機構や金融機関など)が多数を占めているので、有効な情報はあらかじめ株価などに織り込まれていると考えられる。