2019年5月28日 21:07
離婚する前に別居したい!家を出る前に知っておきたい注意点
生活費には、衣食住にかかる費用のほか、医療費や教育費なども含まれます。
お金の取り決めは書面にしておくのが安心
別居中の生活費については、夫婦間できちんと取り決めをしておきましょう。口約束では守ってもらえない可能性がありますから、「別居合意書」として書面に残しておくのが安心です。
別居合意書には、別居期間、受け渡しする生活費の金額、子供との面会のルールなどを記載しておきましょう。
別居合意書は、公証役場で公正証書にすることもできます。公正証書にしておけば、約束どおりの支払いがない場合に、強制執行することも可能になります。
生活費を払ってくれない場合には調停を申し立てる
相手が別居中の生活費を払ってくれない場合、家庭裁判所に婚姻費用分担請求調停を申し立てする方法があります。婚姻費用分担請求調停を申し立てると、裁判所で相手と生活費の金額について話し合うことができます。
話し合いで合意できない場合には、審判手続きに移行し、裁判官が婚姻費用の額を決定します。
裁判所で婚姻費用が決まった場合には、裁判所で調停調書や審判書が作られます。相手が約束どおり生活費を払ってくれない場合には、調停調書や審判書にもとづき強制執行が可能です。