2019年6月22日 20:00
【初心者向け】投資信託で大損しないために知っておくべき知識をFPがご紹介
勧誘・紹介される投資信託は全て無視してよい。
【長期で見ると、大損しているのと同じことになる理由①】手数料
手数料はあくまでも手数料です。
手数料をたくさん支払えば、世界の景気が良くなり株価が上昇し、私たちの投資信託の運用成果が向上する!・・・ということはありません。
単純に運用成果から手数料が引かれ、実質的な運用成果が下がるだけです。また、「ほんの1%程度だ」という考え方も危険です。
・図表は筆者作成
ほんの少しの手数料であっても、長期投資では大きく運用成果を下げるだけの要因になるからです。
【長期で見ると、大損しているのと同じことになる理由②】勧誘
銀行などでの勧誘にはもう一つの注意点があります。それは、勧誘されて「乗り換え」をした場合に考えられます。
市場が大暴落した場合に初心者の方が銀行の窓口などに相談に行くと、「こちらに乗り換えませんか?」などと言われるかもしれません。
ただこの時に、いま暴落しているものを手放し、好調なものに乗り換えるという行為は非合理的です。
それは単純に『長期分散積立投資なのに投機的な損切りをした挙句に、高いものをわざわざ買う』という、結果として大損をする行為だからです。