2019年8月5日 20:19
生命保険は終身がいい?定期との違いや保障の仕組みをFPが解説します
安いことがわかります。
これは目先の部分に捉われた見方となり、長期的に見た総支払保険料で比較しますと、60歳払済の方が、終身払いよりも95,040円(2,400,840円-2,305,800円)保険料負担が少なく済んでいることがわかります。
ケース・バイ・ケースではありますが、目先の保険料に捉われてしまうことによって、ロスがかえって多くなる危険性があることを知る必要があります。
解約返戻金の有無が与える影響も大きい
終身保険のように、解約返戻金や保険差益が絡むような生命保険に加入する場合は、保険料の払込方法を慎重に選ぶことも極めて大切です。
たとえば、前項のシミュレーションを基に解約返戻金と保険差益の関係を比較すると以下のようになります。
- 保険料が月払いで終身払いの場合:0円(解約返戻金および保険差益なし)
- 保険料が月払いで60歳払済の場合:2,499,180円(保険差益193,380円)
2,499,180円は、シミュレーターで算出された保険料払込期間満了直後の解約返戻金となりますが、保険料の払込方法が異なるだけで雲泥の差があることが分かります。
死亡保険金が高い場合は、保険差益の期待値も大きくなる
こちらは参考情報となりますが、仮に、死亡保険金が高い場合、解約返戻金を受け取ることによる保険差益の期待値も大きくなります。