2019年9月3日 14:53
iDeCoの所得控除の仕組みとは?年収による税金の節税メリットシミュレーション一例をFPが解説!
⑤年収が600万円の場合のiDeCoの所得控除による減税金額
こちらは④と68,000円のところだけが異なります。
⑥年収が700万円の場合のiDeCoの所得控除による減税金額
やはり年収が上がるほどに所得控除の減税メリットが大きくなってくることが分かります。
iDeCoの本当のメリットは所得控除じゃない?
さて上記のシミュレーション一例をご覧になって、どのような感想を抱かれたでしょうか。
- 「結局、高所得者の方がお得になるじゃないか」
- 「所得が低いと減税の金額にお得感が感じられない」
- 「そもそも収入の無い専業主婦だと所得控除のメリットがないからiDeCoをする気が起きない」
などと思われた方もいらっしゃるかと思います。その一面は確かにあります。
ただ、iDeCoは所得控除のメリットを受けられるだけの制度ではありません。その本質は「老後のためのもう一つの年金」にあります。どういうことでしょうか。
[adsense_middle]
老後の公的年金が減るからiDeCoは重要
2019年8月27日に厚生労働省より「公的年金の財政検証」が発表されました。
これは簡単に言うと、「公的年金の健康診断」