2019年9月3日 14:53
iDeCoの所得控除の仕組みとは?年収による税金の節税メリットシミュレーション一例をFPが解説!
のようなものです。
5年に一度のペースで公表されます。今回のポイントはいくつかありますが、少しだけ見てみましょう。
公的年金制度の「健康診断(財政検証)」のポイント一例:「減税だけじゃ乗り切れない?」
筆者にとって(そしておそらく読者の方にとっても)印象的なのは次の点でした。
- 現在20歳の方が現状の高齢者と同水準の年金をもらうには68歳9か月まで働く必要がある
ということでした。
現在定年の多くは60歳ですので、実に8年9か月長く働かなくてはいけません。
※ちなみにこれは今後「日本経済が良かった場合」の楽観的なシナリオです。現実はもっと悪くなると筆者は考えています。
ちなみに30歳以降が今の65歳と同水準の年金を受給するには、次の年齢まで働かないといけないことが数値上算出されています。
- 現在の30歳→68歳4か月
- 現在の40歳→67歳2か月
- 現在の50歳→66歳
ここだけ見ても、何となくiDeCoやつみたてNISAを利用しての資産形成の重要性が見えてきます。
将来、年金を現在と同水準もらうには、現在よりも(短くて)6年~8年4か月働かないといけない可能性がある。
若い人ほど老後のお金は厳しくなる。