2019年9月7日 14:29
土地を相続する方法を専門家が解説!手続きの流れ・必要書類を理解しよう
このようなケースになってしまうと、遺産分割協議のとおりに相続することができないといった可能性が出てきてしまいます。
2.書類の収集が煩雑化してしまう場合がある
1のケースのように財産の引継ぎで揉めることはなくても、相続人の人数が増えてしまった場合はどのような問題が生じるでしょうか?
例えば今回のケースでは母と子供A、子供Bは全員近所に住んでいたとします。
しかし、子供Aが不慮の事故で亡くなってしまい、奥さんと、新たに子供Aと同居していない孫C、孫Dがいたとします。
孫C、孫Dが近所に住んでいなかった場合は、それだけで書類のやりとりが煩雑になってしまいます。
この上、孫C、孫Dが財産の分配に反対してきたとしたら、余計に手続きが煩雑化してしまいます。
このようなケースになってしまうと話し合いの場を持つことも困難でしょう。
名義変更は早めに行うべき
以上のように、引き継ぐはずだった財産が引き継げなくなってしまう可能性も出てきてしまうのです。このように相続人各人の環境は永遠に不変のものであるとは言い切れません。
権利を確定する意味でも、名義変更などの手続きはいつでもできるといって放置せず、なるべく早めに行う必要があると言えます。