2019年9月11日 14:25
シングルマザーの貧困の原因とは?日本の母子家庭の問題と実態をFPが解説
けれど、貧困を理由に教育を受ける機会を逃した子供は、十分な収入を得られる仕事につけず、将来的にも貧困になってしまう傾向があります。
奨学金を活用すれば進学もできる
進学費用が用意できない場合には、奨学金を利用するという方法があります。奨学金は借金なので敬遠する人もいますが、子供自身に学ぶ意欲があるのなら、進学を前向きに検討するのがおすすめです。
奨学金の中には返還不要の給付奨学金もありますから活用しましょう。2020年度からは日本学生支援機構の給付奨学金制度が拡充され、対象の大学や専門学校に進学する際に、より多くの学生が給付奨学金をもらえるようになります。
たとえば、住民税非課税世帯から私立大学に自宅通学させる場合、要件を満たせば月額3万8,300円の給付奨学金がもらえます。
教育の重要性を認識し、母子家庭であっても子供にはしっかりと学ぶ機会を与えましょう。
シングルマザーの貧困問題に関するまとめ
一人で子供を育てるシングルマザーは、パートやアルバイトでしか働けず、十分な収入が得られないケースが多くなっています。
養育費をもらえなければ、生活費が足りずに貧困になってしまうのも無理はないでしょう。