2019年9月11日 14:25
シングルマザーの貧困の原因とは?日本の母子家庭の問題と実態をFPが解説
しかし、現実には養育費をもらっていないシングルマザーが大半です。
養育費を払ってもらうには事前に取り決めしておかなければならない
離婚しても父親と子供の関係は変わりません。父親は子供と別居していても、養育費を払って子供を扶養する義務があります。離婚後のシングルマザーは、元夫から養育費をもらうことができれば生活も随分楽になるでしょう。
日本では養育費を父親側から強制的に徴収するような制度はなく、夫婦間の取り決めにゆだねられています。しかし、実際には取り決めができていなかったり、取り決めしていても養育費が払われなかったりするケースが多くなっています。
養育費を受け取っているシングルマザーは4人に1人
平成28年度に厚生労働省が行った「全国ひとり親世帯等調査」によると、母子世帯のうち養育費を継続的に受け取っている世帯の割合は25.4%となっています。
今の日本では、シングルマザーになっても、4人に1人しか養育費を受け取っていないのが現状です。
自分が働いて得られる収入だけでは、子供を育てていくのに十分ではないでしょう。養育費を受け取っていないことも、シングルマザーの貧困の原因と言えます。
シングルマザーの貧困の原因③周りの人に助けを求めにくい
シングルマザーの中には何もかも一人で抱え込んでしまい、身動きできなくなっている人もいるはずです。