2019年9月15日 20:00
年金の繰り下げは得なのか?受取を遅らせるメリット・デメリットをFPが解説!
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比較検証の前提条件と比較結果
比較検証を分かりやすくするために、以下の前提条件で簡易なものとします。
- 比較検証は、60歳から繰り上げをした場合、65歳から年金を受け取る場合、70歳まで繰り下げした場合の3パターンを比較します
- 支給される年金は、令和元年9月現在における老齢基礎年金の満額(780,100円)のみとします
- 60歳からの繰り上げは、30%減額とし、70歳からの繰り下げは42%増額とします
- 死亡年齢は、平均寿命とし、男性81歳、女性87歳とします
- 上記以外の条件は、加味しないものとします
男性の場合
女性の場合
比較検証結果は、何年生きられるかわからないため、結果論に過ぎない
比較検証の結果、男性も女性も平均寿命まで生存していた場合、年金を70歳から繰り下げする受取方法が最も有利であることが分かり、女性の例のように、長生きをすればするほど総受取年金額に大きな差が生じることになります。
ただし、自分自身が何歳で死亡するのか分からないわけでありますから、あくまでも比較検証は結果論であり、早くに死亡した場合は逆転現象が起こることになります。