くらし情報『年収と税金の関係をFPが徹底解説!所得税の計算方法&手取り額について』

2019年10月3日 14:00

年収と税金の関係をFPが徹底解説!所得税の計算方法&手取り額について

の対象になります。投資を除けば、一般の方が分離課税を考えるのは「退職時・相続時」が多いでしょうか。あとは「自宅など不動産を売却する時」も関係するので、分離課税もしっかり学んでいきましょう。

年収が高額なほど「所得控除」で得しよう

年収が高額なほど「所得控除」で得しよう


次は「課税所得」についてお伝えします。税金は年収にイキナリ税率をかけるのではなく、一定の「所得控除」を差し引き、残った金額である「課税所得」に税率をかける流れです。所得控除は14種類あり、代表的なものは以下になります。

  • 基礎控除:38万円(誰でも差し引ける)
  • 配偶者控除:1~38万円(配偶者の年収次第)
  • 医療費控除:最大200万円(医療費次第)
  • 社会保険料控除:社会保険料の全額
  • 生命保険料控除:最大12万円(加入状況次第)
最近では「ふるさと納税」の関係で、「寄付金控除(寄付した額のほぼ全額)」も有名です。また会社員は、特別に「給与所得控除」も差し引けます。
これらの所得控除を差し引けるほどに課税所得が下がり、総じて最終的な税金額も下がることになるわけです。

累進課税制度の関係で、年収が高額なほど所得控除は効果が高まります。存分に使えそうなものがないか、考えてみましょう。

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