2019年10月18日 14:00
老後の生活費はどのくらい必要?今から備えたい定年後の資金についてFPが解説!
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長寿化が進み、退職後の人生が20年、30年と続くことが普通になりました。「老後破産」「老後貧乏」「長生きリスク」など、ネガティブな言葉も沢山登場しており、マネープランを立てずに老後を迎えることには、大きなリスクがあります。
お金と賢く付き合って、自由な時間を思いきり楽しむために。老後の生活費について確認しましょう。
老後の生活費、平均額は?
総務省の行う調査「家計調査年報」では、学生のみ世帯を除き、全国の全ての世帯を対象に、何にお金を使っているか調べています。(以下、全て2018年の調査結果を参考)
退職後、生活費はどのくらい変わるでしょう。世帯主が高齢かつ働いていない家庭の、収支の平均額は次の通りです。
夫婦2人の場合
高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の、1カ月あたりの収支です。
その他の収入には、配偶者の給与・事業収入・仕送りなどが含まれます。
収入と支出の差を見ると、約42,000円の赤字です。赤字になった分は、預貯金など、手持ちの資産を取り崩しながら生活していくことになります。
単身世帯
高齢単身無職世帯(60歳以上・単身・無職の世帯)