2019年10月23日 14:00
年末調整の還付金はいつもらえるのか?仕組みをFPがわかりやすく解説!
しかし、この毎月の所得税は仮払いのようなものなのです。
あくまで仮払いだからこそ、年末には正確な所得税額を計算して、差額を清算しなければなりません。それが年末調整になります。つまり、年末調整の還付金というのは、収めすぎた所得税の払い戻しという意味合いです。
まただからこそ、時には支払わなければならない所得税が源泉徴収では徴収しきれていないケースもあり、そんな時には追加で所得税を納めることになります。ひとまず、このような年末調整の仕組みについて覚えておきましょう。
扶養控除の変化や控除額の増減など色々ある
毎月の所得税額と正確な所得税額がズレるのは、極めて普通です。なぜなら、徴収する会社もあなたの全てを知っているわけではありません。
それに、扶養控除が変化したり控除額が当人の都合で増減したりすることもよくあります。
状況が変化する度に毎月の所得税額を変えるのは、それこそ手間でしょう。年末調整は、当人にとっても会社にとっても、そして税務署にとっても納税を簡易にするための制度です。制度の趣旨を理解し、こちらも合わせていきましょう。
税金の計算式を知れば還付金額も増えるかも?
会社員の所得税は、ざっくり以下のように計算します。