2020年1月15日 14:00
奨学金は減額返還できる?対象条件&手続き方法をFPがわかりやすく解説!
減額返還によってお金の悩みが少しでも解決すれば、収入を増やすための行動にも前向きになれるでしょう。
奨学金減額返還のデメリット
奨学金の減額返還はメリットばかりではありません。いくつかのデメリットもあります。デメリットも把握してから申請しないと後で後悔することにもなりかねません。ここでは以下のデメリットについて紹介します。
- 返還期間が長くなる
- 家計管理が甘くなる可能性がある
- 将来設計が立てにくくなる
返還期間が長くなる
減額返還をすると、毎月の返済額は少なくなって家計負担が軽くなりますが、その分返済期間は延びてしまいます。2分の1に減額してもらった場合は最大で15年間、3分の1に減額してもらった場合は最大で30年延びますので、いつまでたっても完済しないことになります。
最初の設定で20年の返済期間だったものが、35~50年の返済期間となるため、ずっと自分の学費を支払うことになります。
ほかのローンと合わせれば多重ローンとなり、生活苦に陥るリスクも高まるでしょう。お金にゆとりができた段階で繰り上げ返済を検討しましょう。
家計管理が甘くなる可能性がある
減額によって生活にゆとりが出ると、家計管理が甘くなるケースがあります。