2020年1月19日 20:00
相続したら確定申告は必要?対象となるケース&手続きの流れをFPが解説
相続における所得税の確定申告の必要書類
やむなく所得税が課税されてしまう方については、会社員の方で年末調整をしている場合でも翌年2月中旬から3月中旬にかけて確定申告をしなければなりません。特に今回ご紹介した所得税は、譲渡所得税といい所得総額に総合課税されるのではなく分離して課税されるため計算方法が異なります。
必要書類として準備が必要なものは主に以下の通りです。
- 確定申告書
- 譲渡所得の内訳書
- 戸籍の附票
- 遺言書など
- 購入時の金額がわかるもの
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故人の確定申告(準確定申告)も必要
ここまでは相続人の申告について解説してきましたが、実は亡くなられた方本人の死亡を知った翌日から起算して4ヶ月以内に相続人が代わって確定申告をしなければなりません。
この申告のことを準確定申告といい、通常の確定申告と同じように青色申告をすることも可能です。
準確定申告によって亡くなられた方のその年の所得について申告をするのですが、とにかく期限が4ヶ月と短いため葬儀や法事に忙殺されていると期限を過ぎてしまう恐れがあります。
そのため、準確定申告についてはできれば相続税申告と合わせて税理士に任せてしまった方が得策です。