2020年3月3日 20:00
遺族年金受給者は確定申告が必要?仕組みや節税方法をFPがわかりやすく解説
イメージとしてわかりやすくするために、このようなことを頭の片隅に置いていただくと良いかと思います。
非課税の年金
金額によらず一律非課税となる年金は以下の通りです。遺族年金や遺族保障関係と障害年金は全て非課税と覚えていただくと良いですね。
所得税・住民税等全て非課税
- 遺族基礎年金
- 遺族厚生年金
- 寡婦年金、死亡一時金
- 障害年金(基礎・厚生いずれも)
- 勤務先団体による遺族保障としての遺族年金(この場合は所得税のみ非課税となる)
所得税や住民税以外に相続税・復興特別所得税などがありますが、いずれも遺族年金には課税されません。
他に収入があれば確定申告を
遺族年金は非課税です。つまり所得とはみなされませんから、遺族年金以外に収入がない場合は確定申告をする必要がありません。
では、遺族年金をもらっている人は、どのような場合に確定申告が必要となるかというと、年金以外の給与所得や事業所得がある場合や、遺族年金以外の年金を受け取っている場合などがあります。
この場合でも、遺族年金は金額に寄らず非課税ですので、それ以外の収入について確定申告をすることになります。
補足・年金受給中は源泉徴収票もらえる?
ここまでに繰り返している通り、遺族年金と障害年金は所得とみなされず非課税ですから、当然源泉徴収票は発行されません。