くらし情報『遺族年金受給者は確定申告が必要?仕組みや節税方法をFPがわかりやすく解説』

2020年3月3日 20:00

遺族年金受給者は確定申告が必要?仕組みや節税方法をFPがわかりやすく解説

これらはどなたも一律で当てはまる条件ではないので、年金に関するご不明点は日本年金機構のホームページでご自身でお調べになるか、お住まいの地域の年金事務所に尋ねてみるとよいでしょう。

①老齢年金のみ受給の場合
また、これまで解説したように老齢年金では金額によって課税される場合もありますが、老齢年金のみが収入の方で(年金以外に収入がない場合)一定の金額に満たない場合は確定申告は不要となります。金額の目安は以下の通りです。

  • 65歳未満の場合…年額108万円未満の場合
  • 65歳以上の場合…年額158万円未満の場合
②確定申告不要制度を利用する場合
老齢年金をもらっている人で、確定申告の手間を省くために特例として「確定申告不要制度」というものがあります。以下の条件をどちらも満たす場合は、この制度を利用できます。

  • 受け取っている老齢年金の全額が源泉徴収の対象で、その合計が400万円以下であること
  • 公的年金以外の所得が20万円以下であること

非課税でも更に節税できる場合って?

非課税でも更に節税できる場合って?


遺族年金は非課税ですから、遺族年金しか収入がない場合は「所得がない」とみなされます。つまり、通常の確定申告などで発生する各種所得控除が一切関係ないことになります。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.