2020年8月23日 14:00
特別償却準備金とは?押さえておきたい仕組み&処理の仕方をFPがわかりやすく解説!
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中小企業が設備投資で一定の固定資産を購入する場合、特別償却が認められることがあります。特別償却には複数の処理方法があり、特別償却準備金を積み立てることも可能です。
特別償却準備金について理解しておくと、設備投資を行う際に業績への影響を最小限に抑えられます。今回は、特別償却準備金の仕組みや処理の仕方、注意点などについて詳しく解説します。
特別償却準備金とは
まずは特別償却準備金の前提となる特別償却について確認した後に、特別償却準備金の仕組みを説明します。
特別償却とは
特別償却とは、税制措置の適用対象となる固定資産を購入して事業の用に供したときに、通常の減価償却費(普通償却費)と併せて特別償却費を計上できる制度です。特別償却は政策上の観点から租税特別措置法において認められており、幅広い業種に適用されます。
特別償却は、購入年度に多くの減価償却費を計上することで利益が抑えられるため、節税効果が期待できるのがメリットです。
特別償却には、購入年度に一度だけ計上できる「初年度一時償却」と、一定期間にわたって計上できる「割増償却」があります。