「デキチャッタ!!」産むか迷っているアナタの気を楽にするコミックエッセイ
をするところから始まります。いきなり子づくりです。しかもお相手は「知人 の知人」でお付き合いさえしていない。冒頭から飛ばしまくっているので、秩序と常識を重んじる人は頭が痛くなること間違いなし!!
“インドでなにがあったんだ。
インドは、とにかく、なにもかもありすぎた。”
“時間も空間もお金持ちも貧乏も、犬も蛙もなめくじも、人生も宗教も、宝もゴミも、ありとあらゆるものが、あったっていいじゃんと存在している”
ただそこに存在するあらゆるものを眺めているうちに、著者はインドで「わたしは生きている」と実感します。そして「子どもを作ろう」と思い立ちます。文字に起こすと「ほえ!?」なミラクル展開でありますが、本書を読むと自然となじんでくるから驚きです。
「ぼくらはみんな生きている!!」「わたしも生きている!!」「さあ、子どもを作ろう!!」
そんな自然な流れで「妊娠」を受け入れることができるのです。
子どもを囲んでゲラゲラ笑えば、そこがホーム。
漫画家兼ライターの著者と、フリーカメラマンの夫。それまで気ままに自由に生きてきただろうふたりには貯蓄がなく、そのうえ安定した収入もありません。一般的な感覚なら、この条件で「子育てしよう」