「子連れ出勤」がもたらすかけがえのない“体験”とは WomenWillサポーター企業「ソウ・エクスペリエンス株式会社」
それまでも自分も含めて、たまに子どもを連れてくる社員がいたので、子連れ出勤が特別という感覚はなかったんです。新たに人員を確保する手間が省け、本人もブランクなく仕事を続けることができました。この経験で子連れ出勤が会社にとっても社員にとっても大きなメリットになると気づけたんです。
子連れ出勤が日常化したことで、オフィス環境も徐々に子どもがいることを意識した仕様に変化していきました。現在のオフィスは、奥のスペースが土足厳禁になっていて、仕事をしている親のそばで子どもが裸足で遊べるようになっています。また、テーブルの角を養生するなどして、子どもがケガをしないような配慮もしています。
でも、土足厳禁のスペースをつくる以外は特別なことはしていません。ベビーシッターもいないし、子どもが遊ぶおもちゃは親が持参しています。
西村琢代表取締役
人材不足も職場復帰の壁も解消
ちょうど待機児童問題が話題になっていたので、働きたくても働けない女性がたくさんいるんじゃないかなと思いました。フェスブックなどで『子連れで働きませんか』と呼びかけてみたら、すぐに希望者が集まったんです。
この時点では、子連れ社員が増えることでどのような問題が起こるのか未知数。