「何を甘えたことを言っているんだ、だからあなたはダメなんだ」と返されてしまうことも多いです。
話し合いが成立しない場合は、言いくるめられてしまう前に、調停や裁判を選びましょう。
離婚調停
夫婦だけでの解決が難しい場合は、家庭裁判所に調停を申し立てます。この際に重要なポイントは、「証拠」です。
身体的暴力性が見られないモラハラは、第三者から被害の程度が判断しづらい特徴があります。さらに、モラハラは家庭内でのみ行われるケースが多いので、夫婦に共通の知り合いがいたとしても、実情が知られにくいという特徴も。
そのため、離婚を考え始めたら、以下の証拠を集め始めましょう。
- 自分への暴言の録音データ
- ものに当たる様子の動画
- 相手が送ってきたメールやLINEの文面
- 被害の様子を記したもの(日記、SNSへの投稿履歴など)
- 相手にこれまでに行ってきた改善要求の手紙やメールなど
第三者から見て、加害の異常性がわかる証拠を示すことが大切です。
調停員の前では人当たりが良い態度をとられるケースも多いため、冷静に被害について説明する必要があります。
裁判離婚
モラハラでの離婚の場合、調停を申し立ててもスムーズに進められるケースはあまり多くはありません。