2018年6月26日 07:00
なぜモラハラ夫と離婚しないの? 苦しみながらも離婚しない妻の心理
精神的に傷つけられるモラハラ。度重なる人格否定に、精神的に病んでしまう可能性がある重大な問題です。
しかし、夫にモラハラを受けているにも関わらず、なかなか離婚に踏み出さない妻もいます。それは一体なぜなのでしょうか。理由を紐解いていきましょう。
なぜモラハラ夫と離婚しないのか
離婚が認められる理由は、法律によって定められています。モラハラは民法第770条の5つ目、「その他婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき」に含まれます。
モラハラは、法的にも離婚を切り出せる理由として認められているものなんです。
では、なぜモラハラをする夫から離婚しない妻がいるのでしょうか。
モラハラだと気づいてない
モラハラの厄介な面は、「被害者が被害を受けていると気づきにくい」ところです。モラハラは、世間一般と比較して「おまえはダメなんだ」「社会で通用しない」「俺だから許してやるんだ」など、被害者が社会的・人間的に劣っている存在であると思い込ませる言動です。
そのため、モラハラ被害者は、「わたしがダメだから」と思い込みやすく、自分が被害に遭っていることに気づきにくいようです。
夫からモラハラを受け、辛い思いをしていたとしても、「でも、悪いのはわたしだから……」