夫婦別姓に関する訴訟
さらに、サイボウズの青野氏以外でも別姓に関する訴訟が始まっています。
外国人との結婚では夫婦別姓が認められているのに、日本人同士は夫婦同姓しか認められないのは違憲だとして、事実婚の夫婦が国に慰謝料を求めました。またとある女性教諭が、職場で旧姓を使いたいことを裁判で求めました。
このように、夫婦別姓を求める声が増えてきているようです。
夫婦別姓に関する最高裁の判断
最高裁は、事実婚の夫婦も女性教諭も、夫婦同姓は合憲と判断しました。やはり法律上では「夫婦同氏」が決まっているためでしょう。また、国会で「選択的夫婦別氏」について話し合い、ルールを作るなどして判断されるべきだとしているそうです。
夫婦別姓を選べないのは世界で日本だけ?
夫婦別姓を選べないのは世界で日本だけだといわれています。
それでは他の国ではいったいどうしているのでしょうか。
国連から勧告を受けている
日本が1985年に締結した「女子差別撤廃条約」の第16条の1として、以下のことが掲げられています。
締約国は,婚姻及び家族関係に係るすべての事項について女子に対する差別を撤廃するためのすべての適当な措置をとるものとし,特に,男女の平等を基礎として次のことを確保する。