2020年10月10日 09:24
地方出身ガールと都会派モテ男の恋 インテリアも対照的
もちろんそれぞれの空間は作り込まれたスタジオのセットだが、ブルーのソファベッドにマホガニー調の男の部屋と、カラフルでキッチュなピンクの女の部屋を極端に対照的に描く。
キャッチャーの部屋は全体に直線基調で、鮮やかなブルーのソファにムーディーな間接照明で、いかにも流行最先端をいく独身男子のマンションという印象。縦のルーバーの目隠しの反対側には、白い石造りの暖炉が備わっていて高級感もある。スイッチひとつでバーカウンターが出てきたり、ブルーのソファがベッドに早変わりするなど、プレイボーイならではの機能も満載だ。
一方、ニューヨークでのバーバラの部屋は、まばゆいばかりのホワイトの壁に大きなガラスをはめ込んだ大開口のペントハウス。真ん中には丸い暖炉があり、シェル型の丸みを帯びたショッキングピンクのチェアがバーバラの鮮やかなファッションと呼応する。壁にはパステルカラーの額が掛かって、単調になるのを防いでいる。
男と女を極端なブルーとピンクで対比する。コメディとはいえ、今ではこのような描き分けは共感を呼びにくいのかも知れない。
ヨーロッパ調の凝ったインテリアも登場。セレブの家の素材感や色の使い分けに注目
このふたつ以上にインテリアコーディネートとして目を惹く部屋がもうひとつある。
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