くらし情報『稲垣吾郎の自在な魅力が作り出す、手塚治虫原作『ばるぼら』の世界』

2020年11月21日 19:49

稲垣吾郎の自在な魅力が作り出す、手塚治虫原作『ばるぼら』の世界

稲垣吾郎の自在な魅力が作り出す、手塚治虫原作『ばるぼら』の世界


『ばるぼら』
(C)2019『ばるぼら』製作委員会

“異常性欲に悩む人気作家”に説得力を持たせる稲垣のスマートさ
手塚治虫が1973年に発表した『ばるぼら』は、人気作家の美倉洋介が偶然出会った酔いどれの少女“ばるぼら”に導かれて、不可思議な世界に足を踏み入れていく物語。手塚の息子で、『白痴』『ブラックキス』などを手がけた手塚眞が、稲垣吾郎と二階堂ふみを主演に迎えて映画化すると聞いたとき、その絶妙な配役のセンスに唸った。想像力を掻き立てられると同時に、絶対にこちらが思い描いた以上のものになるはず。完成作はそんな期待に応える仕上がりだった。

・「新しい地図」稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が映像作品で本領発揮

二階堂が演じるタイトルロールのミステリアスな少女は、髪色や服装なども原作漫画から抜け出してきたようだが、稲垣の美倉の外見はさほど原作には寄せていない。細身のスーツが似合う映画版の美倉は、一見スマートな人気作家、だが内面には異常性を抱えているという美倉のキャラクターに説得力をもたらす。

耽美派の人気小説家として名声を得ながら、創造の苦しみや異常性欲に悩む美倉には、芸術を追求する心と世間体を完全には捨てきれない俗っぽさが混在する。

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