くらし情報『戦争前夜の空気を感じ取る感性──世界的作家の少女時代描く問題作映像が解禁』

2020年11月27日 13:14

戦争前夜の空気を感じ取る感性──世界的作家の少女時代描く問題作映像が解禁

将来、世界的な絵本作家になるほどの豊かな感性を垣間見ると同時に、これからナチスによって翻弄されていく彼女の人生を予兆させる。

過酷な状況下にある一人ひとりの心の動きが丁寧に描かれる
本作は、少女アンナが、ナチスが政権を握る直前の1933年に、その迫害から逃れるために家族とともに故郷ドイツを出国し、スイス、フランスを経て1936年にイギリスへに渡るまでの移住生活を描いた物語。貧困や差別といった困難も、父(オリヴァー・マスッチ)や母(カーラ・ジュリ)、兄(マリヌス・ホーマン)といった家族や、ユリウスおじさん(ユストゥス・フォン・ドホナーニ)らのサポートを受けながら、終始心豊かで前向きに乗り越えていく姿が清々しい。

監督は『名もなきアフリカの地で』(01年)で第75回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したカロリーヌ・リンク。ナチスの迫害を逃れて移住する一家という共通したテーマを扱いながら、人々を優しく描くその温かい眼差しは本作でも踏襲。過酷な状況下で人は何を優先し、大切な家族のために何ができるかを考え行動しようとする、一人ひとりの心の動きが、分かりやすく丁寧に描かれている。『ヒトラーに盗られたうさぎ』は全国公開中。(文:fy7d)

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