くらし情報『アメリカの不条理や矛盾を冷徹に描く3部作の大トリとなる問題作』

2018年11月16日 20:17

アメリカの不条理や矛盾を冷徹に描く3部作の大トリとなる問題作

アメリカの不条理や矛盾を冷徹に描く3部作の大トリとなる問題作


『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』

【映画を聴く】『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』前編
前任者の急逝で急遽抜擢された新星

監督がドゥニ・ヴィルヌーヴではないことに不安を感じている人も多いのでは? しかし結論から言ってしまうと、『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』は前作『ボーダーライン』を支持した人の期待を少しも裏切らない続編だ。物語はアメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の闇へ、前作以上に深く潜り込んでいく。

・『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』ベニチオ・デル・トロ インタビュー

ヴィルヌーヴ監督だけでなく、撮影監督のロジャー・ディーキンスも音楽のヨハン・ヨハンソンも主演のエミリー・ブラントもいない中、続投したプロデューサー陣と脚本のテイラー・シェリダン、そしてメインキャストのベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリンは、前作の世界観を新監督のステファノ・ソッリマとともに注意深くブラッシュアップ。それでいて人物造形と映像&音楽表現には名作の続編にふさわしい新たな色も加わっている。

本作の核となっているのがテイラー・シェリダンの脚本であることは、どう見ても明らかだ。

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