くらし情報『貧しい12歳少年が、自らの両親を「僕を産んだ罪」で訴える』

2019年6月5日 13:00

貧しい12歳少年が、自らの両親を「僕を産んだ罪」で訴える

監督・脚本・主演を務めたデビュー作『キャラメル』がいきなりカンヌ国際映画祭の監督週間で上映された逸材だ。本作はリサーチ期間に3年を費やし、監督が目撃し経験したことを盛り込んでフィクションに仕上げた。主人公ゼインを始め出演者のほとんどは、演じる役柄によく似た境遇にある素人を集めた。感情をありのままに出して自分自身を生きてもらい、彼らが体験する出来事を演出するという手法をとった結果、リアリティを突き詰めながらも、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を見る者の心に深く刻み込む。

また、ラバキー監督の初来日が7月上旬に決定。2008年に開催された第21回東京国際映画祭での『キャラメル』の上映から11年越しの来日となる。監督は初来日に際して「この映画は12歳の少年ゼインが体験する旅を描いています。この映画を通して少しでも現在の状況をみんなに知ってもらいたい。たとえ何かを変えることが出来なくても話し合いや考えるきっかけになるはず。私は映画の力を信じています。日本に行くのを楽しみにしています」とのコメントを寄せている。『存在のない子供たち』は7月よりシネスイッチ銀座ほかにて全国公開となる。

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