2017年2月19日 10:00
平昌冬季五輪よりソチ五輪時の「ドーピング問題」が大事な韓国

Dmitry Fisher / PIXTA(ピクスタ)
平昌冬季五輪まであと1年と迫ったが、主催国である韓国国内は、大統領を巡る疑惑もあってか、全く盛り上がりを見せていない。それどころか、前大会の
ソチ五輪で銀メダルを獲得した元
フィギュアスケート選手の
キム・ヨナに対する処遇について、インターネットメディアを中心に議論が再燃しているのだ。
「組織的隠蔽も疑われているロシアのドーピング問題で、調査対象となった
ソチ五輪出場の28選手のなかに、
フィギュアスケート金メダリストのアデリナ・ソトニコワも含まれていることが判明したのです。それを見た途端、韓国の
キム・ヨナファンが『金メダルを返せ』と騒ぎ始めたのです」(特派記者)
韓国大手新聞社の中央日報もこの問題を扱っており、各メディアとも《禁止薬物の使用が判明すれば、
平昌五輪前にメダルは
キム・ヨナに帰ってくる》と報じた。
当事者の
キム・ヨナは“大人の対応”で、この問題にはほとんど触れず静観の構えを見せている。ところが、もし、ソトニコワの当時の検体がドーピング検査で陽性となった場合だが、ロシア当局は“別の意味”でメダル返還に応じられないようだ。
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