くらし情報『なぜ「銭湯」は減少を続けているのか』

2017年11月4日 11:00

なぜ「銭湯」は減少を続けているのか

そして、地域のコミュニケーションの場として機能している面もある。高齢者にとっては知り合いと顔を合わせることのできる貴重な空間だ。

■ 「改修」と「後継者」が大きな問題に

「銭湯もスーパー銭湯の流行に倣い、狭い空間にさまざまな風呂を用意しましたが、逆に開放感を失いました。現在は、スーパー銭湯の逆をいく、まっさらで大きく静かな湯船で、ゆったりとくつろげる空間にしている銭湯も増えました。設備が少ないと浴場内の音が静かになって落ち着きを楽しめるのです」(同・ライター)

しかし、現在の銭湯がクリアすべき課題は“後継者問題”だ。

「銭湯の改修は、配管や設備などに膨大なお金がかかります。東京都の場合は補助金が出るので、金額面の負担はそれなりにフォローされていますが、いまも昔も数千万円から億に近い金額がかかるのは変わっていません。それよりも改修やリフォームができるかできないかを左右するのは、返済までの10年や20年にわたって店を続けてくれる後継者がいるかどうかです」(同・ライター)
銭湯を経営するにあたって、資格こそ必要ないもののそれらを教える場所は身内以外にはない。依然として世襲が基本とされているなかで、日本の伝統文化を失わないためには、“銭湯要員”の育成システムをつくることが望まれている。

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