くらし情報『NHK「わろてんか」モデルの人物と山口組 ~その3~』

NHK「わろてんか」モデルの人物と山口組 ~その3~

2017年10月21日 08:02
 

bee / PIXTA(ピクスタ)

bee / PIXTA(ピクスタ)

(その2からの続き)

浪速屋金蔵事務所襲撃者のひとりから頭に振り下ろされた刃を、山口組二代目山口登組長は左腕で受け止めた。そこへ匕首(アイクチ)を構えた若い男3人が事務所のなかへ飛び込んできた。それに応戦した人物がいるのだが、詳細は割愛する。名を中島武夫というが、この人物も素手だった。

中島は腕に覚えがあり、匕首を持つ2~3人を相手にしてもひけをとる男ではないが、袴の股立(モモダ)ちを取るひまもなかった。胸と腹部を刺され絶命する。

当時の『読売新聞』がこの事件を伝えている。見出しは『虎造の映画が殺人の原因。浅草の血煙逃亡者を捜査』(昭和15年(1940年)8月17日朝刊)となっている。記事の内容は次のようなものだった。

《16日白昼1時半、浅草公園と眼と鼻の先、浅草区田島町88浪速屋興行事務所前路上で、興行上のもつれから日本刀と短刀の殺陣は、即死2名、重傷2名、その他軽負傷者を出したが、2名の逃亡者があり、菊屋橋署で捜査している》

登組長は両腕、左腹部、背部等6カ所に瀕死の重傷を負い重体。だが、ふたつ折りにして腹巻きに入れていた600円の紙幣が、刃が深く刺さるのを防いでいたのだ。

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