くらし情報『中国「モバイル決済」普及の先にあった落とし穴』

2018年1月25日 19:30

中国「モバイル決済」普及の先にあった落とし穴

(C)Maciej Bledowski / Shutterstock

決済用QRコードの設置された屋台(C)Shutterstock

中国広東省の公安当局が人民元の偽造集団を摘発し、2億1400万元(約37億円)の偽札を押収した。押収額は、当局によると1949年の新中国成立以来、最大規模だという。中国では依然として多額の偽札が横行しており、買い物の際にスマートフォンで支払いをする『スマホ決済』が普及する要因の1つとなっている。

「中国の上海や北京などの大都会で急速に利用が増えるシェア自転車分野までも、ウィーチャットペイやアリペイなどモバイル決済が着実に普及しています。スーパーやコンビニは当然のこと、個人がやっているどんなに小さな屋台でもQRコード対応の機器があります。ですから、財布を持たなくてもほとんど不自由なく暮らせます」(北京在日本人ジャーナリスト)

その一方で、スマホ決済から置き去りにされた人々が、生活できずに頭を抱えている実態が浮かび上がっている。

■ スマホ決済に対応できない高齢者が多数

「最近の中国の大都会では、病院に向かおうとする老夫婦が、タクシーを止めようとしても空車の点灯があるにもかかわらず、タクシーは止まる気配もなく、猛スピードで次から次へと老夫婦の目の前を走り去って行く。

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