くらし情報『昭和にあった商売「カタ屋」とは?』

昭和にあった商売「カタ屋」とは?

2018年4月16日 19:30
 

晴れ着の販売やレンタルなどを手掛ける会社『はれのひ』が、今年の成人式の前日に突然閉店し、成人式用の晴れ着を予約していた多くの客に衣装が届かなかった、という「商売人の風上にも置けない計画的な悪事」が起きたことは、記憶に新しいでしょう。そのニュースを耳にした私はふと、自分が子供のころに体験したある出来事を思い出しました。それは昭和40年代初め、私がまだ幼稚園児のころに出会った『カタ屋』の思い出です。

カタ屋のオヤジはどこからともなくフラッと現れ、近所の神社の境内にムシロを敷いて商売を始めました。

どのような商売かというと、まずレンガのような素焼きのカタと粘土、そして新聞紙で小さく包まれた色の着いた粉の3点セットを集まってきた子どもたちに買わせます。

昭和にあった商売「カタ屋」とは?

電車(左)と忍者のカタ

粘土をカタに詰めて剥がすとレリーフ状の絵ができます。そこに粉を振りかけて色を着けます。そして、できたものをオヤジに見せると、オヤジの評価に応じた点数券がもらえます。その点数券を集めるとお金では買えない大きいカタがもらえます。それを繰り返していき、最後に一番大きなカタがもらえるというシステムでした。

カタは動物、乗り物などの他に当時の人気キャラクター、月光仮面や鉄人28号、アトムなどがありました。

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