くらし情報『まるで北朝鮮のよう!?キリスト教の「裏面史」』

2018年6月15日 16:00

まるで北朝鮮のよう!?キリスト教の「裏面史」

まるで北朝鮮のよう!?キリスト教の「裏面史」

(C)Shutterstock.com

日本でも某経済誌が“神社本庁”の特集を組んだが、ドイツの週刊誌『シュピーゲル』(5月19日号)も世界に13億人以上の信者を有するローマ・カトリック教会の総本山『バチカン法王庁』の歴史を10ページにわたって特集した。現在のバチカンには、神父の妻帯問題など瑕疵がないわけではないが、一般に認識されている“平和の使徒”とは違う“裏面史”がある。

32代までの法王はすべて殉教したが、ローマ帝国のコンスタンチヌス大帝が西暦313年にキリスト教を公認し、テオドシウス1世が392年にキリスト教を国教とすると、キリスト教はローマ帝国で急速に影響力を拡大していった。例えば、第49代法王のゲラシウス1世(在位492~496年)は「法王の権力はこの世の権力者のそれを凌ぐ」と豪語するほどにまで強大な存在と化している。

その後、バチカンの歴史は地上に出現した独裁者と同じ道を歩み、蛮行、腐敗、殺害を繰り返していく。その結果、キリスト教会は権威を失い、中世に入るとバチカンは衰退していった。そういった状況のなかで1095年にウルバヌス2世(在位1088~99年)が十字軍運動を呼び掛け、異教徒の追放に乗り出し、イスラム教徒からエルサレムを解放するため最初の十字軍遠征を始めている。

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