2018年12月26日 10:32
『ブラック企業大賞2018』今年の大賞は三菱電機に決定!
今年で第7回となる『ブラック企業大賞』が、12月23日に発表された。
「大賞」は三菱電機、「特別賞」は日立製作所と日立プラントサービス、一般投票で決まる「市民投票賞」は財務省、「有給ちゃんと取らせろ賞」は自動販売機運営会社のジャパンビバレッジ東京が受賞した。
三菱電機の大賞受賞は、長時間労働を原因として社員5人が精神障害や脳疾患を発症し、2014年から17年にかけて相次いで労災認定され、うち2人は過労自死していることが決め手になったようだ。実行委員の佐々木亮弁護士は「この短期間で労災認定5人は異常。他にも認定されるような社員がいるのではないか」と指摘する。
日立製作所・日立プラントサービスの特別賞は、20代の労働者が長時間労働とパワハラにより精神疾患を発して労災認定されたことが受賞理由。数百人のフィリピン人技能実習生を不正に働かせていたとして、法務省から調査も受けている。佐々木弁護士は「日立は経団連会長を輩出している会社。出入国管理法改正により、来年度から多くの会社で外国人労働者が使い捨てにされる懸念がある」と語った。
市民投票賞はWeb投票と授賞式会場での投票の合計で決まるが、財務省が869票で最多だった。
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