くらし情報『王妃マリー・アントワネット、じつは平凡な女性だった?』

2016年11月4日 12:15

王妃マリー・アントワネット、じつは平凡な女性だった?

プライベートなど一切なく、しきたりづくめの宮廷の生活よりも田舎暮らしを好み、王妃としてよりも母親として生きることに幸せを感じていた彼女は、どこにでもいるごく平凡な女性のひとりだったように思えます。たまたま前近代から近代へと時代が大きく変わるタイミングにヨーロッパを代表する名門一族の子女として生を受け、嫁いだ先がフランス王朝であったこと。さらには、世界史を大きく変えることとなった近代革命の舞台時として時が重なったことが、彼女の運命をこんなにも非凡なものに仕立てたのでしょう。時代の流れから逃れられなかったマリー・アントワネットの人生は、一女性のそれとしてはあまりにも波乱に満ちあふれ、けっして幸せとは言い難いもののように映ります。彼女の最期については多くの書物でよく語られるところで、母マリア・テレジアの血に恥じることなく美しいまで決然としたものだったと記録に残ります。想像を絶する過酷な人生がどこにでもいる平凡な女性をそこまで強くしたのかと思うと、マリー・アントワネットの血には、やはり非凡なまでの強さが流れていたのだなと、その血筋を思わずにはいられないのですが。

ヨーロッパのファッションリーダー

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エリザベト=ルイーズ・ ヴィジェ・ル・ブランと工房『フランス王妃マリー・アントワネット』(1785年、ヴェルサイユ宮殿美術館、©Château de Versailles (Dist. RMN-GP)

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