2017年2月1日 22:45
隅々にまで心のこもった穏やかな本、京都の珈琲のはなし【カヒミ カリィの Wherever I go】
先日、エアメールで友人から素敵な小包が届きました。友人の高橋マキちゃんは京都生まれ京都育ちの文筆家で、彼女がホストを務めるラジオ番組にゲストで呼んで頂いたり、このブログで紹介した茅葺き屋根の集落ある美山に一緒にお泊まりしに行ったりなど、公私ともに仲良しです。
ワクワクしながら開けてみるとマキちゃんの新しい本が2冊、美味しそうな可愛らしい和菓子、そして娘に可愛いシールも! ちょうど出かけるところだったので、バッグに入れて地下鉄の中でさっそくページをめくって見たのですが、2冊とも何とも素敵な本であっという間に読んでしまいました。
まず『珈琲のはなし。』は2010年4月から1年間、産経新聞地方版に毎週連載された50本のコラムを1冊の書籍にまとめたもの。
パラフィン紙のカバーがついていて、もう装丁だけでとても惹かれてしまいました。京都には雰囲気の良いカフェがたくさんありますが、この本で紹介されているお店はその中でも昭和の頃からずっと続いている趣きのある喫茶店です。"京都のまちの景色に馴染んだ喫茶店、店がまえにぴったりした店主とお客さん。そこで起こった、コーヒーにまつわる愛すべきいくつかの物語を、あなたの手のなかに届けます"。
…