くらし情報『愛してると言うかわりに「話を聞く」。カウンセリングに学ぶ傾聴力』

2018年12月16日 20:00

愛してると言うかわりに「話を聞く」。カウンセリングに学ぶ傾聴力

目次

・診察室の話をみんなに伝えたい
・怪我をしたら外科、つらい気持ちなら精神科へ
・日常から「対話」が減っている
・「愛してるよ」と言うより「話を聞く」
傷ついたハート

「作家のいとうせいこうさんが、精神科で定期的にカウンセリングを受けている」――こう聞くと、驚く人も多いかもしれません。

自分のカウンセリングを公開することで、もっと多くの人に「悩む前に精神科に行こう」と言いたかったという、いとうさん。

精神科医であり、いとうさんの主治医でもある星野概念さんとの対談をまとめた『ラブという薬』から、2人が語る「対話」の大切さについてご紹介します。

診察室の話をみんなに伝えたい

カウンセリング

物事を突き詰めて考えすぎるタイプで、これまで何度か精神的な危機を迎えてきたという、いとうさん。しかし、人に弱音を吐けない性分なのが災いし、カウンセリングを受けようとは思いもしなかったそうです。

ところが“音楽つながり”で出会った星野概念さんの「ある発言」に、この人は信用できる、とピンときたそう。

そしてカウンセリングを受けるうちに、「自分自身のことも、社会のことも、どんどんクリアになっていく」感覚があったといいます。

ずっと我慢していたつらさを聞いてもらうことで、自分の思考のクセがわかり、現実がちょっと生きやすくなる。

それを知ったいとうさんは、自分の診察の様子を本にして公開することで、精神科に行きやすくなる人が増えるのでは……と考えました。

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