2019年3月31日 16:30
「がんかもしれない」と言われたら。今日からできる3つのこと

ある日突然、健康診断や人間ドックで、気になる結果が出たとしたら……。
私たちはまずどんな風に行動し、周りの人々や自身と向き合えばよいのでしょうか。
膵臓がんの、1年後の生存率は1割以下

『書かずに死ねるか〜難治がんの記者がそれでも伝えたいこと』 の著者である野上祐さんは、朝日新聞の記者でした。仙台、沼津などの地方支局や本社報道センター、政治部などにおける勤務を歴任。
福島総局でデスクとして働いていた2016年に、膵臓(すいぞう)がんの疑いを指摘されます。翌月には手術を行い、闘病生活を送りながら執筆を続けていましたが、2018年末に残念ながらこの世を去りました。
腫瘍マーカーの値が高いという人間ドックの結果から判明した、膵臓がん。切除できなければ1年後の生存率は10%以下といわれている、がんの中でもとりわけ難治の病です。
がんかもしれない、と言われたら……

本著には、がんかもしれないと分かったら、やっておくべき今日からできる3つのことが挙げられています。
本気でがんを早く見つけたいか、それは誰(何)のためか、考える。検査に万全を期しても早期発見できるとは限らないことも知っておく。…