
五月病は、「疲れとストレス」が原因です。では、疲れとストレスはどうやって解消すればいいのでしょうか。
ゴールデンウィークの過ごし方で、連休明けのコンディションが大きく変わります。前回にひきつづき、精神科医で産業医でもある奥田弘美先生に、五月病にならないコツをうかがいました。
体の疲れをとるのが最優先

前回もお伝えしたように、新しい環境になるこの時期は、いつもより疲れがたまりがち。体の疲れは心の疲れを引き起こします。体の疲れをとるもっとも簡単で有効な方法は、「眠ること」だそう。
「最低6時間、できれば7時間、連続で眠りましょう。連続で、というのは夜+昼寝とか、夜+通勤時間で6時間睡眠ではダメということです。夜布団に入ってから、朝起きるまで、しっかり6〜7時間眠りましょう。
夜中に何回か目が覚めてしまうのも、眠りの質が悪い証拠。スマートフォンをベッドに持ち込まないだけでも、眠りの質は向上します。
また、睡眠を促すホルモン、メラトニンは、目が日光を感知してから14~16時間後に分泌されるので、朝起きて陽を浴びる習慣を。曇りの日でも十分に照度はあるのでカーテンをしっかり開ければ大丈夫」
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