シェイクスピア「ヘンリー6世」3部作を元に、鍛え抜かれた俳優たちがスピード感たっぷりに駆け抜ける、残虐時代劇を合同会社MPSが上演!
自己責任で購入してください。」の但し書きが貼られています。
売れるから、安価に作れるから、腐らないから、有名企業が作るから、体にとっての害毒でも食品に添加されてOK……、これと同じことが、国の政治はもちろんのこと、表現の世界でも行われている…この事実を私たちは真摯に受け止める必要があるのではないでしょうか?
売れるから、それがいいものであるとは限らない……
心理カウンセリング、脳科学、潜在意識書き換えコーチングなど、分野横断的に学び、人間の行動、感情、関係、脳について知識を持てば持つほど、表現に本当に必要なものとはいったい何なのか…という疑問が私の心を捉えて離さなくなりました。
俳優の演技表現に必要なものとは、たった一つ、社会経験、人生経験ではないのか……
母として、夫として、更に会社経営など……この社会の中で身を削って生きていくことこそ、俳優に必要な演技の原動力であり、真実味であり、俳優がよりどころとすべきものではないのか……
様々な社会的「肩書き」を持ち、経験したうえで、その肩書を捨て、自分自身となって、自分の人生に向き合う……これこそが21世紀のあるべき演劇の姿ではないか……
デュシャンが残した言葉の「作品内部にある『観念』を鑑賞者それぞれが思考することで作品と外部世界との間につながりをもたらす。」