くらし情報『シェイクスピアを追求し続ける2人が、新しい「リア王」に挑む。演出:木村龍之介×主演:串田和美のスペシャル対談到着。』

2022年2月28日 14:00

シェイクスピアを追求し続ける2人が、新しい「リア王」に挑む。演出:木村龍之介×主演:串田和美のスペシャル対談到着。

串田和美が総監督を勤める「まつもと市民芸術館」が3月、『KING LEAR ―キング・リア―』を上演。末娘の真の愛情を見抜けず、その姉たちの甘言に惑わされたことに端を発する老王の悲劇を描いたシェイクスピア劇を、串田が45年ぶりに主演するのが話題だ。60年代から演劇界の先端を走ってきた彼が今、『リア王』、日本の演劇界、そして松本での活動について思うこととは。近年、最も注目される演出家の一人で、屈指の“シェイクスピアおたく”としても知られる木村龍之介との対談をお届けする。また未発表だった配役も発表となった。

目次

・今回の『リア王』でまた新しい発見がある(串田)
・一筋縄ではいかない串田和美のリア王(木村)
・松本で作った芝居を全国や海外で上演したい(串田)
・松本の空、松本の劇場で感じたことで新しい『リア王』が生まれてきている(木村)


シェイクスピアを追求し続ける2人が、新しい「リア王」に挑む。演出:木村龍之介×主演:串田和美のスペシャル対談到着。


――お二人はどんなきっかけで出会われたのですか?

木村龍之介(以下・木村)「2017年に僕らのカンパニー(カクシンハン)で『タイタス・アンドロニカス』を上演した時、串田さんが観に来て下さったんです。串田さんの優しさだと思うのですが、終演後“面白かったです”と言ってくださって、嬉しかったです」

串田和美(以下・串田)「いろんな人と仕事をしたいなと常にアンテナを張っているのだけど、『タイタス~』は僕の家の近くで上演されていて、行きやすかった(笑)。
その翌年、オンラインのシェイクスピア講座でご一緒して、その時、“何か(シェイクスピア劇を)

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