ハナミスイがユースウェルネスKuKuNaを取材——思春期の子どもたちを支える新たな取り組み
フェムケア製品の開発・研究を行う株式会社ハナミスイ(東京都新宿区、代表:方 智煥、以下「ハナミスイ」)は、今年開院34年目を迎えるまつしま病院(東京都江戸川区)が運営するユースウェルネスKuKuNa(以下「KuKuNa」)を取材しました。(取材日:2025年1月27日)
近年、性被害に関するニュースが多く取り上げられる一方で、性教育の遅れが課題となっています。こうした社会的背景を受け、まつしま病院はクラウドファンディングを活用し、思春期の子どもや若者が気軽に立ち寄り相談できる施設「KuKuNa」を2024年4月に開設しました。ハナミスイは、まつしま病院に商品を納品している関係から、今回KuKuNaを訪問し、室長の幸崎若菜様に取り組みや今後の展望について伺いました。
KuKuNa設立の背景——子どもたちの「居場所」をつくる
まつしま病院は、これまで困難を抱えた女性や子どもに寄り添う支援を行ってきました。その中で、幼少期から課題を抱えながらも、社会が彼女たちの発したSOSを分に受け止められていないケースが多いこと多いと気付かされました。
「家庭や学校で安心して過ごせない子どもが増えており、地域全体で支える仕組みが不足していると感じています。