くらし情報『「第59回 東京都公園協会賞」受賞作が決定しました!』

「第59回 東京都公園協会賞」受賞作が決定しました!

水位の上下変動で庭園の景観が変化することを鑑賞対象としていた点を指摘し、庭園史研究上重要な知見を発見している。水位変動による景観の変化の発見は、六義園の新たな魅力を加える可能性を感じる作品になっており、その研究的価値は高く評価できる。

優秀賞4点
【論文部門】

(1)中山知香 (千葉大学大学院 園芸学研究科 ランドスケープ学コース)
「都市化に伴う恩田川流域の緑地環境の変化と施策の効果に関する研究」
恩田川流域のうち町田市域の緑地環境の変化について現地調査、航空写真、地図、ヒアリング等を通して細かく分析している。地理情報をデータで加工管理が可能な「GIS」を用いた、土地区分ごとの定量的な変遷と政策の関係性を明らかにしている手法が興味深く、新規性がある。湧水地に関する今後の施策に大きな示唆を与える点が高く評価できる。(2)孫崎莉那 (千葉大学園芸学部緑地環境学科)
「湯島聖堂の植栽の現状と歴史的変遷に関する研究」
都心に残る貴重な緑地としての意味もある湯島聖堂敷地内の植栽や歴史的変遷、景観変化について、過去の絵図や写真、樹木調査の資料を丹念に分析している。自らも樹木の種類・高さ・直径の計測を行い、結論に説得力を持たせており、基礎資料となる有益な研究として評価できる。

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