昨日、保険適用に関するニュースがリリースされました。
まずは、この保険適用はこれからお子さんを望まれる方にとって、金銭的な負担を軽減する制度になるのではないかと、我々も非常に嬉しく思っております。
今後、不妊治療をお考えの多くの方に希望をもたらしたのではないでしょうか。
3つの懸念点
しかし、今回のニュースをみて、これまで不妊治療の現場を取材してきたジネコとして、下記の通り懸念点を挙げます。
①年齢にあわせた回数制限について
②保険適用になる治療の範囲について
③移行期間について
生殖医療ガイドライン
①年齢にあわせた回数制限について
まず驚いたのが回数制限について、≪40歳未満で6回まで、43歳未満で3回まで≫。
確かに保険適用にする上で、無制限にすることは不可能と思いますが、現在一番不妊治療に苦労されているであろう40歳前後の患者さんにとって充分な回数と言えるでしょうか?
②保険適用になる治療の範囲について
医学的な見解は専門の医師のみなさんにお任せしますが、これまでジネコが取材をしてきた範囲内で考えますと、非常に妊娠しにくい事例に対する専門的な治療が外されているように感じます。