くらし情報『鶴瓶&ジェーン・スー異色対談 「視聴率や聴取率から逃げたらダメ」』

鶴瓶&ジェーン・スー異色対談 「視聴率や聴取率から逃げたらダメ」

2018年4月6日 08:10
 

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(左から)笑福亭鶴瓶、ジェーン・スー

(左から)笑福亭鶴瓶、ジェーン・スー


10年目を迎えた笑福亭鶴瓶がMCを務めるTBS系『A-Studio』が、4月6日より新MCとして実力派若手女優として活躍する川栄李奈を起用し、新たなスタートを切る。また、長寿番組がひしめくTBSラジオで、新鋭パーソナリティとして注目株の1人であるジェーン・スーがMCを務めるTBS系ラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』。その両番組MCの対談が、TBSラジオクラウドで4月7日に放送される。視聴率や聴取率と向き合いながら長年愛される番組を作り続ける2人が、テレビとラジオの取り組み方の違いについて語った。

◆自分を出すのが難しいから、ずっとテレビが苦手だった

【鶴瓶】今さっき他局のアナウンサーに、「これからジェーンさん会うんですよ」って言ったら「え、会いたい」って羨ましがられたんですよ。でもテレビは出ないんでしょ?
【ジェーン】以前、深夜のテレビ番組に出させていただいたことがあるんですけど、その時にはっきりと「テレビは出たい人が出るものだ」って思いました。
【鶴瓶】その通りですね。
【ジェーン】ラジオは、出たら面白いかもという人を出して面白くなることはあるかもしれないけど、テレビはまず「出たい!」と思っている人が出ないと場の空気が回っていかないと思って、私はスッと手を下げてしまいました。
【鶴瓶】いずれ出るようになると思いますよ。スタッフにもよりますが、なぜ出したいのか、他では出演しない人だから出したいのでなく、ちゃんと考えてくれる人がいたらね。
【ジェーン】鶴瓶さんはなぜラジオを長く続けていらっしゃるのでしょうか。
【鶴瓶】僕はラジオの方が好きなんですよ。自分の原点みたいなものがそのままずっと残っていて、落ち着くんですよ。
【ジェーン】私はどうもテレビ出演が楽しめなくて…。
【鶴瓶】僕もずっとテレビが苦手だったんですよ。自分を出すのが非常に難しい。でも、ラジオは自分が出せる。今でもテレビでは自分をちゃんと出せているかどうかわかりませんけど。ラジオの方が、その場に1人で行ってひゅっとしゃべって帰れる。
【ジェーン】確かにラジオは、朝起きて顔を洗って、という日常からすーっと入ってすーっと出ていけます。◆視聴率や聴取率は大事なことで、ちゃんと向き合わないといけない

【ジェーン】テレビとラジオの違いってなんでしょうか?
【鶴瓶】まず簡単に言うと、テレビは毎週視聴率が出て、それに一喜一憂することがあるんですよ。視聴率がよかったら、みんな喜んでるじゃないですか。もちろん視聴率は大事だけど、ラジオとはまずそこが大きな違い。
【ジェーン】そうですね。ラジオの聴取率も、全体を見る指数としては大事なんですが、聴いている人を数字で振り分けてしまうと、1人ひとりの顔や生活が見えなくなってしまうから難しいです。
【鶴瓶】視聴率や聴取率は大事なことで、そこから逃げたらダメなんですよ。そこをちゃんと向き合ってギリギリのところで、「ここまでやってええな」ってやっていかないと楽しくないですよね。やっぱりテレビもラジオも楽しいですから。
【ジェーン】ラジオに出演するようになってから、リスナーとの関係性を考えるようになりました。全員の心を掴むのは無理だとしても、生活の邪魔にはならないようにしたいなと。私がラジオを聞く時は、パーソナリティと会話をしているように感じます。蕎麦屋で相席になった面白い人の話を聞いているような距離感もあります。
【鶴瓶】僕はラジオを初めてもう47年目なんですね。最初の頃は、落語家のオーディションがあったんですよ。その時にたまたま日常の話をしたら、どんどんオーディションに通り始めたんですよ。ラジオは、日常に起こる普通のことを話せるかどうかが、前提なんだなと。
【ジェーン】日常のことを面白く話せる力があるかどうかですね。
【鶴瓶】日常にあることや感じたことは書き留めていますよ。あとは、やっぱりさらけ出すことですよね。
【ジェーン】さらけ出すのは怖くもあります。自分には何もないような気がしてしまう。鶴瓶さんは『A-Studio』だけでなく、一般の方を取材をすることも多いですよね。初めて話す人たちでも、向こうは鶴瓶さんを誰だか知っている。でも、こちらは相手のことを何も知らない。その状況って慣れるものですか?
【鶴瓶】慣れました。それに、相手が僕を誰か知らんこともあります。でも、素で心を開いてると、上手いこと成り立っているときがありますよね。ただ大阪でレギュラーを17本やっていた時(1970年代後半)、東京でもやってくれと言われるようになって。でも、結局大阪に戻ったんですよ。【ジェーン】どうしてですか?
【鶴瓶】失敗したわけではないけど、自分が面白いと思ってやったことが通じないと、それが通じない土地なんだと思うじゃないですか。たまたまこの間わかったんですが、大阪に帰った時に、(黒柳)徹子さんが事務所に手紙をくれて、「私のテレビは大丈夫。あなたの面白さがわかるから来てほしい」と『徹子の部屋』に呼んでくれて、1週間出演したんですよ。
【ジェーン】1週間も! 毎日話すことに事欠かなかったのがすごすぎる。

◆“自分の居場所ではない”と思われない距離感で聴いてもらえる番組作り

【ジェーン】この間、番組スタッフと話をして、「ルーティーンをワクワクに」「今日、今週、最悪でも今週中にできること」「ここには居場所がないと思わせない」という3つのことをリスナーに約束すると決めました。自分の居場所があるかないか、これは生きていく上でとても大切なことなので。“ここは私の居場所ではない”と思われない距離感で聞いてもらえるようにしたいですね。
【鶴瓶】「生きてる」って一体何なんだって、言ったことがあるんですよ。ちゃんとあいさつする、周りの人と日常のやり取りをする、それが生きているなかで一番大事なことだと思うんですよ。『A-Studio』は、すごい人が来て、すごい人のエキスをそのまま貰える番組なんですね。武豊さんは、4000勝しているんですよ。でも、今年から馬の乗り方を変えるって言うですよ。
【ジェーン】え! どうしてですか?
【鶴瓶】満足していない。「ここ2、3年馬に乗っていても楽しくない。やっとこの頃楽しくなったから、乗り方を変える」って、こんなすごいことないでしょう。すごい人のエキスを貰える番組なので、いかに来た人を研究するか、しつこいぐらい研究します。
【ジェーン】取材メモも自分で書いていらっしゃって。『A-Studio』は、めちゃめちゃ優しい取調べみたいです。綺麗なアシスタントさんの隣で、「知ってるよ、あの話も」って取り調べられる。
【鶴瓶】そうなんですよ(笑)。30分しかないから、ただフリーで話すよりは、ああいう感じで取り調べてる方がいいんですよ。結局そこに到達したんですよね。それが自分が楽しいっていうか、これやなと。

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